自宅ラボで NSX-T 2.4 環境を構築する。Part.2



  • NSX-T の機能を確認できるように、ネステッド ESXi 環境を利用したラボ環境を構築してみます。

    ネスト環境として土台になる、外側の vCenter での設定について紹介します。

    ここでは、VM の配置と、リソース割り当てについて紹介します。

     

    前回はこちら。

    自宅ラボで NSX-T 2.4 環境を構築する。Part.1

     

    前提となるサーバの準備。

    まずは、DNS / NTP / NTP / vCenter(VCSA)を用意しておきます。

    これらのサーバは、vSphere にとっては、NSX-T を利用するか、ネスト環境であるかどうか

    にかかわらず必要であり、特にネスト特有ではない一般的な手順で構築します。

    ポイントは、下記のあたりかなと思います。

    • DNS サーバには、NSX Manager の 正引き/逆引きの設定(A / PTR レコード)も登録しておきます。
    • 共有データストアにする NFS サーバを VM として用意する場合も、ここに配置しておきます。
    • VCSA は、最小(tiny)サイズでのデプロイでも NSX-T の動作確認は可能です。

    nsxt-lab-base-01.png

     

    NSX Manager デプロイのポイント。

    NSX Manager をデプロイして、起動しておきます。

    nsxt-lab-base-02.png

     

    NSX-T 2.4 の NSX Manager には、従来の NSX Manager と Controller 機能が統合されました。

    NSX Unified Appliance という OVA ファイル(ファイル名は nsx-unified-appliance-2.4.1.0.0.13716579.ova)をデプロイします。

    NSX Manager および利用可能なアプライアンスのインストール

     

    デプロイ時のポイントは下記かなと思います。

    • 「nsx-manager nsx-controller」というロールを選択しておきます。
    • 最小サイズは「Cloud Service Manager」むけのもので、NSX Manger のサービスが起動できなくなるので、16GB メモリ / 4 vCPU以上のサイズを選択しておきます。

    nsxt-lab-base-11.png

     

    また、NSX Manager の VM は vCPU / メモリ(vRAM)の割り当てが大きいので、

    小規模のラボむけに、リソース予約をあえて解除してから VM を起動します。

    nsxt-lab-base-12.png

     

    ESXi VM 設定のポイント。

    ネステッド ESXi にする、ESXi VM の設定についてです。

    nsxt-lab-base-03.png

     

    ESXi VM では、ネステッド ハイパーバイザ上で VM を起動するため、

    vCPU で「ハードウェア仮想化」を有効化しておきます。

    仮想スイッチとポートグループの設定には工夫が必要です。※次回紹介する予定です。

     

    そして、ESXi は、普通のインストーラ ISO ファイルからインストールします。

    nsxt-lab-base-13.png

     

    次は、土台になる外側の vCenter での、ネットワーク設定における工夫について紹介します。

     

    つづく!



    https://communities.vmware.com/people/gowatana/blog/2019/06/11/nsxt24-lab-02

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